
やりにくい動作はやっているうちにやりやすくなる
 
 そう信じて、反復練習するのが一般的ですよね。
  
 反復するのは何かしらの「動き」なので、バレエのステップでも苦手なステップつまり「動き」を繰り返せばいいのかな、と思うのが普通だと思います。
  
 では、バランスの練習をしようと思ったら何を繰り返せばいいのでしょうか?
  
 ・片足立ちを続ける
 ・不安定な足元(ウレタンやバランスディスクなど)の上で立ち続ける
 ・足裏の筋トレ
  
 すでにこれらを続けていて、十分結果が得られていればトレーニングとしては成功ですね。
  
 でも、もし思ったほど改善していないなら効果不十分。
  
 アプローチを変えたほうが良いです。
  
 山に登る道は一つではありませんね。
  
 バランス力を身につける道も一本ではありません。
  
 そして、最適な道はひとによって異ります。
  
 理想的には、一人ひとりどの道を進めばいいか予め分かっていると無駄が無く目標達成できます。
  
 でも、それは現実的ではありませんね。
  
 誰が、何を根拠に、最適な道を、一人ひとりに提示できるのでしょうか?
  
 その基準、大丈夫?
  
 そもそも、提示された道を歩いて無駄を省くことが良いことなのでしょうか?
  
 もしかしたら、いや、ほぼ間違いなく、無駄からも学びは得られます。
  
 無駄を経験することで、人間は成長することが良くあります。
  
 岡本太郎曰く
  
 「芸術家は別れ道に立った時、危険な方を選ぶべきだ。」
  
 とても有名な言葉ですね。
  
 良かれと思って反復をし続けるということは、考えようによっては、思考停止して無難に過ごすことを選んでいる、のかもしれません。
  
 バレエの練習、特にバランスの練習でも、反復が全くダメということではありません。
  
 でももしかすると、より良い道が他にもあるかもしれません。
  
 その可能性を閉ざしてしまってはもったいないかなと。
  
 ただし、先ほど言ったように、どれがよリ良い道かは、予めわかりません。
  
 なので、あえてやり慣れていないこと、未経験のことに挑戦してみる。
  
 すると、たぶん上手く行かなくてアタフタします。
  
 それをどう乗り越えようかと試行錯誤する。
  
 きっと、ぜんぜん出来なかったり、予想に反して上手く行ってしまったり、新しい可能性が閃いてしまったりして、さらに試行錯誤を繰り返す。
  
 これで経験値が積み上がり、気づけば当初の苦手が消えるか薄らいでいる。
  
 「自分もやれば出来るじゃん!」
  
 という喜び。
  
 この変化を起こすカギを握っているのは、どうやら「アタフタ」のよう。
  
 だったら、「アタフタ」しまくる環境に身を晒したらいいのでは?
  
 そんなわけで、バランス力アップのために、
 こんな「アタフタ」を楽しんでみませんか?
  
 最後までお読みいただきありがとうございました。m(_ _)m
  
  
 あなたのバレエ上達ナビゲーター
 バレエスタジオDancingFUN 長岐 (^^)/~~
  
  

 
 



























