先月は、
バレエトレーナーとバレエ教師の対談動画を二本発売し、
多くの方にご購入いただきました。
トレーナーの方達は、
バレエを習っている生徒さんやバレエダンサーの方達に
日頃サービスを提供されていらっしゃるので、
とても実践的なお話が満載でした。
あるバレエ教師の方からは
「何回聞いても面白い(^^)」
との声を頂きました。m(_ _)m
そのバレエ教師の方も含め、
今回、動画という形をとったので、
直接イベント会場に来られなかった方達にも、
対談の内容をお届けすることができたわけです。
従来なら、
バレエ教室で講習会を開くとなると、
会場に来ていただかないことには、
どうにもならないのが一般的だったと思います。
でも、
今後は変わりますね。
スマホひとつで、
レッスンの実況生中継ができる所まで来ています。
となると、
ダンス関連のレッスンや講座も対面が原則、
ではなくなります。
地方の方や日程が合わないという方にも、
学びのチャンスが増えます。
トレーナーや教師、
インストラクターなど
専門知識を持っている側からすると、
せっかくの知識も、
対面した相手にしか伝えられないとすると、
「この知識、
もっと多くの人に知ってもらえたら
もっと踊りやすくなってもらえるのに…」
と思うことがしばしばあるかと思います。
実際、
世の中は一部の人しか持っていなかった専門知識を
大勢で共有しあうことで、
進歩発展してきているとも言えます。
なので、
何かしらの専門知識が、
水が高いところから低いところへ流れるように、
多くの人にパーッと伝わると、
受け取った人達は少し進歩発展することになります。
たまには「はずれ」を引いてしまうことがあるかも知れませんが、
「これではダメなんだ」
という確認になると考えれば、
それも進歩です。
いまネットで一般的に提供されているのは
・PDF
・メール講座
・音声
・動画
・掲示板
・会員制コミュニティ
などですね。
便利といえば便利なのですが、
実際に取り組んでみて感じるのは、
制作(撮影・録音・編集など)から提供まで、
いくつか技術的課題があります。
便利になったとはいえ、
実感として
まだ誰にでも簡単にできる、
とは言えない感じです。
でも、
バレエのレッスンなり、
講習会なりが動画で視聴出来るとしたら、
視聴する方にとっては、
便利ですよね。
だって、
スマホで専門家の知識やエクササイズ、
考え方などが
いつでもどこでも学べてしまうんですよ。
たとえば、
iPhoneで英国ロイヤルバレエ団によるバレエの高画質動画辞書が
無料で見られたりするのはご存知でしょうか(高田茜さんも出てきます)。
ABTのバレエ辞書は昔から有名ですね。
若きマラーホフがデモを踊っていたりする辞書です。
対面でしか伝わらない部分はたしかにありますが、
動画で十分伝えられる部分もあるわけです。
その部分だけでも、
広く多くの方に伝えられるようになってきた
ということだと思います。
この選択肢が加わったことで、
バレエの学びの環境が少し充実します。(^o^)丿
生徒側のハッピーは、
普段なかなか会えない専門家の知識を
いつでもどこでも簡単に吸収できる点。
専門家側のハッピーは、
自分が持っている専門知識を、
対面より多くの生徒さん達に伝えることで、
体作りや踊りの上達のサポートが出来る点。
この価値交換が成立することで、
バレエコミュニティ、
ダンスコミュニティが成長するわけです。
「そんなこと分かってたよ!」
という人もいると思います。
でも、
今までは、
動画などのオンラインコンテンツを
交換する手段がとても限られていました。
特に負担が大きかったのは、
提供する側の技術的な問題ですね。
機材を揃えたり、
提供する状態まで整える技術力がかなり大変でした。
IT技術はものすごいスピードで進化しています。
今後もよりよい仕組みを取り入れて教材を提供できる環境を整えてまいりたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。m(_ _)m