ピルエット改善の二つのアプローチをご紹介します。
■一つ目。
「昨日の効果が確実にあらわれていました!
ピルエット バレエシューズですが2回転きれいに無理なく回れました!
ピケターントゥシューズでこちらもきれいに回ることできました!
いつもよりも自分に軸がある感じがしました!
すごいです!!
明日はコンテのレッスンがあるのでどのくらい変化しているのか楽しみです!」
「夜コンテのレッスン受けてきました!
やはりフリ覚えもいつもより調子よかったし、からだの軸がいつもよりあり、ぐらぐらが少なかったです!」(T.O様)
先日のバレエ道場を受講された方からメールが届きました。
ご本人でも驚くほど踊りやすくなられたようで何よりです。
今回頂いたコメントの内容って、筋トレやストレッチで得られる効果と違う感じがしませんか?
バレエ道場で変化が起きるのは、体ではなくて脳です。
なので、「脳トレ」として紹介させていただいています。
トレーニングを専門的に勉強すると脳トレの重要性についてはもちろん勉強しますので、トレーナーが関わることが多いスポーツの領域では、脳もパフォーマンスアップのためのトレーニングの一つに入れられています。
だから、スポーツ競技のトップと言えるオリンピック選手たちは、脳トレをしているわけです。
荒川静香さん以降の日本のフィギュアスケート界の層の厚さは、それ以前と歴然と違っていますね。
これも脳トレ効果です(荒川静香さんは第一期生)。
サッカーワールドカップでは、神業が度々披露されますね。
主催しているFIFAが幼少期からトレーニングカリキュラムに脳トレを入れているのと無縁ではないと見ています。
などなど。
でも、バレエのレッスンにトレーナーが関わることはまだ一般的ではないかもしれません。
先生一人で生徒さんに指導して、それ以上のことはしない。
従来のバレエレッスンを踏襲した形になっていることが多いのではないかと思われます。
ということは、もし生徒さん達が脳トレを取り入れたらどうなるのでしょう?
いつものレッスンを受けていても、上達のスピードが上がり始めるのではないでしょうか?
■二つ目。
冒頭のバレエ道場の日、もうひとりの方がいらっしゃいました。
この方は、バレエ道場後、端から見ていると回転が良くなったのですが、ご自身ではそれを自覚できませんでした。
そこで、別なアプローチを試していただいたところ。
一発で
「回りやすくなった!」
と実感されました。
足の構造上の問題で、第二中足骨が他よりも長いことから来るピルエットの軸の作りにくさのことです。
脳トレによって回転自体はスムーズに速く回れるようになったのですが、構造から来る軸の問題は改善されないので、そちらが残ってしまっていたのです。
これを改善することをしていただいたところ、一発で回りやすくなりました。
この二つ目のアプローチについては、近いうちにもう少し具体的なことをご紹介させて頂く予定です。
以上のことから、ピルエットであれこれ努力しても改善できない場合、
1. 脳トレ
2. イカ型
のうちどちらか一つか、両方を改善すると、かなりの確率で改善が期待できます。
ちなみに、これまで当方がイカ型の方に試していただいた上記の改善法は100%の確率でご本人が自覚できる改善を得ています。
■まとめ。
今回ご報告した二つのアプローチはどちらもバレエレッスンには出てきません。
一生懸命バレエレッスンしていても改善しなくて困っているという方にとっては、これら二つが答えになりうる可能性がとても高いと考えています。
ピルエットの改善をレッスンに求めるのではなくて、他に求めたほうがよいかも。
というお話しでした。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
バレエ上達ナビゲーター 長岐裕之
※ 「イカ型」についてのブログ記事はこちら。