レッスンで足が痛くて病院に行ったら、、、
「レントゲンでは異常はありません。 湿布出しておくので、 バレエは控えておいてください。」
とか言われたことありませんか?
「この先生、 私のことを分かってくれない!」
とか思ったりして (>_<)
私自身は何度となくこのパターンを経験しています。
ターンアウト整体のお客さんからも何度となく聞いています。
再現性は高そう。
1. そもそも病院に行くのは痛みがあるから。
2. でも、
レントゲンやMRI(画像検査)では異常は見つからない。
3. そして、
その再現性は高そう。
ということは、
「痛み」は「画像検査」では見つけられない。
と一般化してよいのではないでしょうか?
きっと見つけられる痛みもあると思いますが、
あくまでも経験値としては、
見つけられないケースは珍しくない。
そんな事に気づいてから、
当方は、
レントゲンやMRIを撮ったら、
そのコピーを持ち帰っています。
脳、首、腰、足とか、
自分の画像を持ってます (^_^)v
全部
「異常なし、健康!」
です。
素直に喜べないこの健康宣告。
海外の状況を調べてみたら、
どうやら日本が特殊なようです。
- ヨーロッパ
- オーストラリア
- ノルウェー
- ニュージーランド
- イギリス
- アメリカ
- デンマーク
- オランダ
バレエが盛んな国々ばかり。
実は、
これらの国々の腰痛ガイドラインには共通項があります。
この中で一番古い
ヨーロッパの腰痛診断のガイドライン(2004年)を見ると、
重大な脊椎病変の可能性がない患者に対しては
「画像検査(X線、CT、MRI)を 行ってはならない。」
となっているそうです。
「画像検査を行ってはならない。」
です。
「まずはレントゲン」
の日本とはずいぶん違いますね。
と思って日本のガイドラインを調べてみたら
ヨーロッパに遅れること8年。
『腰痛診療ガイドライン 2012』には、
言い回しは違いますが、
ヨーロッパと同じような意味のことが書かれていました。
(危険信号が認められる腰痛、 神経症状を伴う腰痛、 または保存治療にかかわらず 腰痛が軽快しない場合には、 画像検査を推奨する。)
なのに、
前置きなしで
「まずはレントゲン」
となってしまうのはなぜでしょう?
当方の推測ですが、
この新しい2012年のガイドラインが
まだ現場に浸透していないのではないでしょうか?
もう6年経ってますけど ^^;
だって、
もし浸透していたら、
診断画像は集められなかったはず。
前置きが長くなってしまいましたが、
もし、
あなたが、
痛みを感じて病院で
「まずはレントゲン」
みたいな感じで画像診断を受けたら、
「ここが留学先のヨーロッパだったら
何て言われるのだろう?」
と思いを巡らせてみると
世界標準に近づけるかも知れません ^^;
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