内容
ターンアウトが広がるように股関節や背中を整えます。次のような悩みをお持ちの方にお勧めです。
□ とにかく開かない
□ かたくてターンアウトできない
□ ターンアウトに左右差がある
□ ターンアウトすると引っかかる
□ 上手く力が入らない
□ ターンアウトすると痛い
□ ターンアウトすることをすぐ忘れてしまう
□ なんちゃってターンアウトをやめたい
□ ターンアウトのためのストレッチを知りたい
股関節を治療中の方はご遠慮下さい。
施術例
股関節ターンアウトの施術前後の比較
施術前
施術後
改善例(全て右上がり)
施術前後の差(改善角C)
改善角C(全て改善)
Q&A
ターンアウトしやすくなるのですか?
上図にあるように、ターンアウトは広がります。でも、ターンアウトが広がっていても「しやすくなる」と感じられないことがあります。少し細かくなりますが、ターンアウトの可動域を決める主な要因として次の四つが考えられます。
1. 股関節が硬いA ターンアウトしたときに伸ばされる筋肉や靭帯の長さが足りずブレーキとなってしまう。
2. 股関節が硬いB ターンアウトしたときに伸ばされる筋肉が肩こりのように凝っていていつも縮みたがっているのでブレーキとなってしまう。
3. ターンアウトさせるためにどの筋肉に力をいれていいかわからない。
4. ターンアウトと逆方向の筋肉にも(知らないうちに)力を入れてしまっている。
上図でターンアウトが広がっている理由は、要因1と要因2が改善されたことによるものです。これらは例えて言うと「ハードウエア的改善」です。ターンアウト整体®の改善対象はこれら2つとなります。
要因3と要因4は、どうからだを使うかという「ソフトフェア的問題」ですので、レッスンやエクササイズなどで解決すると、心からターンアウトしやすくなったと感じて頂ける日が来ると思います。別な言い方をすると、要因1と2はお邪魔虫、要因3は力の入れ方の問題、要因4は力の抜き方の問題となります。
この力の出し入れを改善して頂けないと、ターンアウト整体®でお邪魔虫退治ができたとしても、ターンアウトがしやすくなったとは感じて頂けないことがあります。
何回受ける必要がありますか?
1回の施術でもターンアウトが広がることが珍しくありません(今のところ99%の確率で広がっています。下の施術例1参照)。順調に行くと、2回目でさらに少し広がり、3回目でさらに少し、、というように経過します(上の改善例グラフの「B’」、下の施術例2参照)。途中でレッスンの内容が変わったり、発表会などのリハーサルが入ると開きにくくなることがあります(下の施術例3参照)。順調な場合、3~6回でアライメントの改善は終了となります。それ以降は、ご自身でストレッチを行って頂くか、ご希望される方はメンテナンスとして受て頂いております。お体の状況やレッスン環境などは十人十色ですので「1回目で劇的な変化が得られるはずだ」とは期待なさらないほうが無難かもしれません。
施術例1 (1回目で大きく開いた例)
左足 右足
施術前
1回目
施術例2 (毎回少しずつ開いていった例)
右足
施術前
1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
6回目
グラフ
ターンアウト
施術により毎回5~10度改善し、
回を重ねる毎に開いていく傾向にある
可動域(ターンアウト+ターンイン)
施術により毎回10~20度改善し、
回を重ねる毎に開いていく傾向にある
施術例3 (途中で戻った後大きく開いた例)
左足
施術前
1回目(開いた)
2回目(少し戻った)
3回目(かなり開いた)
4回目(少し戻った。リハーサル開始直後)
5回目(さらに戻った。仕事で過労)
6回目(かなり開いた)
グラフ
ターンアウト
施術により毎回約10度改善し、
回を重ねる毎に開いていく傾向にある
どれくらいの間隔で受けるとよいですか?
アライメント改善を目指す場合、最初の数回は1週間ごとが理想ですが、実際には2週間程度を目安としています。メンテナンスの場合、1~2か月に1回程度でよいと思います。ご紹介させて頂くエクササイズなどでレッスン前後にからだのケアをして頂ければ、メンテナンス自体不要になります。
ターンアウトが広がる以外何かいいことはありますか?
あります。5番に入れやすくなる、楽に真っ直ぐ立てる、アラベスクなどで背中が反りやすくなる、プリエが深くなる、呼吸が深くなる、といった感想を頂くことがよくあります。そのほかにも、全身のアライメントが整う、バランスが取りやすくなる、やりにくい動作がやりやすくなる、といった感想を頂くこともあります。
必ず改善するのですか?
上のイラストにあるようにうつ伏せで調べた場合たいてい改善しているのですが、立って調べた場合は変化がない(現象1)、あるいは一時的にターンアウトしにくくなる(現象2)方もまれにいらっしゃいます。
現象1について…どれぐらいターンアウトできるかは、どこの筋肉にどれだけの力が入っているかで決まります。うつ伏せでのターンアウトは股関節の力を抜いたときの角度となりますが、立ったときのターンアウトは力を入れたときの角度となります。ですので、最初の質問の回答にある要因3や要因4が解決されないと、操り人形の紐を引き違えているようなものですから、せっかく股関節が開けるようになっていてもいつもの角度に納まってしまうので施術前後で変化が見られないことになります。いわば宝の持ち腐れ状態です。レッスンで注意されていることと、実際にやっていることの差が大きいことが予想されます。
現象2について…ターンアウトしにくくなる場合、施術前に調べた段階でターンイン側にはほとんど回らず、ターンアウト側にはかなり開いていたということが往々にしてあります。これはもともと開きすぎている場合に見られる現象です。股関節はターンインとターンアウトが同程度に動けると正常とされていますから(大腿骨の外ねじれが大きくないことが前提)、インとアウトの中心が外側にずれてしまっていたものが施術により正常化(ターンイン側にシフト)した結果、ターンアウトしにくいという形で現れているものと考えられます。この場合も股関節が動かしやすくなったと実感される方が多いです。
股関節や腰などに強い痛みや歪みなどがある場合も改善されません。そのような場合、ダンサーに詳しい他の治療院や病院を勧めさせて頂いております。
危険はないですか?
甲出し整体と異なり、ターンアウトに関しては広がるほど踊りやすく動きやすくなっていきます。ただし、体の疲れがかなりたまっている場合などは、整体を受けることによってダルさが出たり具合が悪くなることがあります。そのような場合、翌日が忙しくない日を選んで受診されることをお勧めします。
ターンアウト整体®だけで十分なのでしょうか?
股関節深部筋、腸腰筋、股関節前部のストレッチを行ってください。最初の質問の要因1~要因4を解決するためストレッチやエクササイズについては、詳しい説明が必要となります。これらについては、からだの使い方に関する個人アドバイスにて実技を織り交ぜてたっぷり説明させて頂いております。
年齢の影響はありますか?
傾向として十代の方は広がりやすいようです。ただし、個人差がありますので十代でも広がりにくく、五十代でも広がりやすいということもあります。
ターンアウトは生まれつき決まっているのではないでしょうか?
体は環境に適応していきますので、ターンアウトが広がるような環境を作ればそれに適応する形で広がってきます。つまり、後天的にターンアウトを広げることができます。その一例が上のグラフの結果です。体が環境に適応するということの好ましくない例としては、なんちゃってターンアウトによるすねのねじれや土踏まずの低下、ポワントによる指先曲がりなどがあります。これらも原理的には同じです。
服装
レッスン着など、動きやすい服装。更衣室あります。
対象
バレエが好きな方、バレエ教師、プロダンサー
場所
“DancingFUN”
横浜市青葉区美しが丘4-1-21-2F
Tel/Fax:(045)902-2556
www.dancingfun.net
アクセス
料金
こちらにてご確認ください
予約
ターンアウト整体®は下記でも受けられます。
ターンアウト整体師 丸山寿子(まるやま ひさこ)
私がダンサーとして踊っていた時は、今のようにピラティス等のボディーワークや、解剖学、正しいアライメントなど学ぶ機会がなく、
今から考えたら股関節からターンアウトせず、足先から開いて膝を痛めたり、外反母趾になったりと、
知識や正しい動き、ケアー等を学んでいたら防げたり、もっと楽にのびのび踊れたのではと思っています。
そんな思いから根本的に良くなっって頂きたく、以下のセッションを用意しています。
①ピラティス・ジャイロトニック:身体の使い方や歪みのもとになっているくせをなおしたり
②フランクリンメソッドWS:本来身体に備わっているボーリズムやイメージェリー等を学ぶ、
③ターンアウト整体:股関節の不具合、違和感等に
④ターンアウト整体+ピラティスorジャイロトニック※特にお薦め:ターンアウトをブレーキしている原因をとってからのセッションでは、非常に動きやすくなります。
(※状況等で個人差はあります)
用途に合わせセッションを受講して頂き、効率よく改善しダンスを楽しんで頂けるよう、お力になリたいと思っています。
■ホームページ■
ピラティススタジオDIVA