ワガノワ先生が最も重視していたこととは?

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新年早々、ロシアバレエ教授法を本家本元から学べる講座が開催されました。

ワガノワ・バレエ・アカデミー教授法学科長マリア・アレクサンドロヴナ・グリバーノワ先生のセミナーです。

本家本元と言えるのはワガノワ先生に繋がっているからですね。

アグリッピナ・ワガノワ先生(一代目)

フェーヤ・バラービナ先生(二代目)

マリア・グリバーノワ先生(三代目)

現教師(四代目)

現生徒(五代目)

グリバーノワ先生は三代目とおっしゃっていました。

そして、グリバーノワ先生から教授法を学んだ教師は四代目、その生徒は五代目。

いまバレエを学んでいる生徒さんの多くはこの五代目に当たると思われます。

ここで一つ想像してみましょう。

難しい概念や複雑な体の使い方を伝言ゲームで伝えたら
五人目はなんと言うだろうか?

たとえば、
ロシアバレエの美しさ、優雅さの重要な要素といえる腕の使い方。

肘一つとっても

・肘から動かす
・肘を伸ばす
・肘を張る
・肘を下げない
などなど。

レッスンで度々耳にすることがあると思います。

そこで、
一人目が「肘から動かす」と言ったとしましょう。

二人目は肘の位置を変えることと思うかも知れません。

肘の高さとか体からの距離とかを変えるという認識です。

それが合っているかどうかはともかく

三人目に「肘から動かす」と伝えます。

三人目は「肘の曲げ伸ばしを最初に行う」と思うかも知れません。

二人目の認識とはまったく違っていますね。

でも、言葉としては違っていない。

こんな感じで四人目、五人目。

それが今の生徒。

もしかするとあなたかも知れません。

もちろん、途中で認識のズレが表面化すれば教師が修正してくれることもあるでしょう。

でも、一対多のレッスンだったり、複数の教師から指導を受けていたりすると、一貫性を持って一つの方向へ向かって直してもらえる可能性は低くなります。

ましてや、教師によってバレエ教授法の知識や理解の度合いが異なっていたら(多分それが普通)混乱必至。

メソッドまで違っていたりして(これもありがち。。)。

こういったごちゃごちゃをなくす一つの方法がバレエ教授法です。

しかも、教師個人の感覚や経験に依存しない、誰が教えても同じ指導内容になるような教授法。

その一つがロシアバレエ教授法かと。

なぜそんなことが言えるかというと、
これもグリバーノワ先生がおっしゃっていた

システムで教える

ようになっているからです。

簡単にいうとレールに乗っかれば出口まで運んでもらえる。

誰もが出口は同じ、というわけです。

ただし、そもそもレールに乗るのが難しい。

オーディションでふるい落とされてしまうし、
途中でも篩いにかけられます。

なので、誰でもOKではありません。

非民主的。_φ(・_・

OKではないけれど出口までいけたら上記の通りというわけです。

もしいま、バレエの動きで
・どこをどう動かしたらよいか?
・どういう順番で学んだらよいか?

疑問があるなら、
ロシアバレエ教授法が多くの答えを与えてくれるのではないでしょうか。

今回のグリバーノワ先生の講座のメモを当スタジオの大人バレエ教師石島みどりが四つのブログ記事にまとめました。

DAY1のメモは「ワガノワ先生が最も重視していたこと」について。

上記で体の動かし方について書きましたが、それではありませんでした。

最近のバレエ界は解剖学が大流行で、バレエ教師ですらバレエ教授法は素通りして解剖学には飛びつくという有様。

みんな体が大好き!

という感じですが、ワガノワ先生が最も重視していたことはそれでありませんでした。

興味ある方は下記を押して御覧ください。

 

アグリッピナ・ワガノワ先生が最も重視していたこととは?(オンライン講座メモ1)

  • 2022 01.15
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  1. 2016 08.14

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