YAGP金メダリスト ジョゼフ・フィリップス氏のピルエット・
日頃、
先月のベルリン国立バレエ団ニコライ・コリパエフ氏と同様
「ピルエットは脚じゃなくて
上半身が大事」
と語っていたのが印象的でした。
また、
「スポットだけで
ピルエットは一回転できる」
と実演していただいて、
バシッと
キレの良いスポット
を堪能させていただきました。
普通ピルエットと言うと
「エイッ!と回るだけ(^^)」
となりがちですが、
あえてその「エイッ!」の中身を語っていただくこのシリーズ、
珠玉のアドバイスの中から本日のサロンのテーマ
「ジャンプ」
と関連してそうなものを一つご紹介します。
それは、
ピルエットでプリエ(下)からルルベに立ち上がる
スピード
についてです。
バレエ教授法的には
「ルルベの延長がジャンプ」
by 石島みどり
とのこと。
ジャンプはルルベの発展型だったんですね。
で、
「これをとにかく最速にするんだ」
と仰っていました。
そして、
サラッとデモンストレーションするわけですが、
これが驚くほど速い!
最速にするんだと言っているくらいですから、
体の姿勢が変わるスピードが野生動物のように素早いんです。
「ルルベを長くキープ
しようとするのではなく、
とにかくプリエからの立ち上がりを
最速にするのがポイントだ。」
と。
「バランスキープは、
立ったあとに何とかすれば良い(^^;」
ピルエットの場合、
立ち上がる(膝を伸ばす)のはプリエからルルベまで。
もっと強く床を踏み込んだら
もっとスピードが出ますね。
それが「ジャンプ」になります。
つまり、
1. バーで行うプリエ・アップ
2. ピルエットのプリエ・アップ
3. ジャンプのプリエ・アップ
は、
発展形としてつながっていて、
膝を伸ばすスピードが違う
という事になります。
バーでのプリエ・アップ(1)は出来るけど(
ピルエットのプリエ・アップ(2)は怪しいとか、
ジャンプ(3)は苦手とか、
1~3のどこかに苦手があるなら、
膝を伸ばすスピードを上げると改善出来るかも知れません。
これって別な言い方をすると
筋肉の収縮速度
「瞬発力」
の問題ですね。
普通にスクワットをしたり
重りを持ち上げたりの筋トレをすると
「筋力(筋出力)」
はアップさせられるかも知れませんが、
ジョゼフ氏のような
「瞬発力」
は得られないかも知れません。
困ったらプランク?
というわけにも行きません。
なんとなくストレッチ?
も無効でしょう。
なぜなら、
狙いが定まっていない
からです。
レッスン前にはお約束のストレッチ
とか、
やっていませんか?
ストレッチは全員止めた方が良い、
とは思いませんが
なんとなくやっているだけなら上達に役立っていない可能性が十分
有害になっているケースもありそうです。
先日のFB投稿によると、
バスターズ講師の中には、
生徒さんのストレッチを撲滅させた人います。
その結果
「痛みを訴える人がほぼいない」
と。
良かれと思っていることを尊重しない方が良いという例の一つです
さて、
「瞬発力」を鍛えるためにあなたなら何をしますか?
もう、
筋トレもストレッチもプランクもダメ出ししてしまいました。(^
「それでもやる」
というのもありですが、
実は、
バスターズ講師の森脇さんが、
月刊スキーグラフィック
芸文社
で直近の三ヶ月連載で「瞬発力」
「森脇さんがスキー?」
という方。
サロンも見てね (^ ^;
「瞬発力」は6種類あり、
鍛え方も異なるというお話。
バレエに応用したらジョゼフ氏の瞬発力に近づけると思います。
なぜなら、
狙いが定まっているから。
狙いの定め方と鍛え方に興味ある人は、
バックナンバーがなくなる前にどうぞ。
と、
ここで終わるバスターズではありません。
今夜のサロンには、
ジョゼフ氏も森脇さんも生出演されます。
そして、
サロンのテーマは「ジャンプ」
森トークのテーマは「瞬発力」
もう逃げられませんよ!
嘘です。
森脇さんは「瞬発力」の理論解説を表サロンでされます。
無料でご覧いただけます。
実技を裏サロンで紹介する予定です。
有料会員限定です。
こんなチャンスはもう二度とありません。
ホントです!
本日9月20日(金)
テーマ「ジャンプ」
21:30- 表サロン「瞬発力」理論編
22:15- 裏サロン「瞬発力」実技編
ゲスト ジョゼフ・フィリップス
通訳 石島みどり
まだ間に合います。
登録はこちらからどうぞ。
※本イベントはすでに終了しています。