こちらの記事に出てくる「ストレッチ・ケアを怠った場合」に、
跳んだり、走ったりと
運動をした後に
ストレッチをしないと
筋肉が硬くなる
とあります。
それなのに、
バレエのレッスン後は、すぐに着替えて帰ってしまう。
このパターンの方はとても多いと見ています。
レッスン後の習慣として、身体を硬くする。
バレエダンサーにとっては望ましくないものではないでしょうか?
では、レッスン前の習慣はどうでしょう。
未だに、ストレッチを入念に行い、前屈や開脚など少しでも可動域を広げておこうとする方は、珍しくありません。
この習慣を持つ生徒さんは、レッスン前に十分ストレッチしておかないと気持ちが悪かったり、不安に感じたりするので、お決まりのストレッチのパターンを一通り済ませようとします。
入念な静的ストレッチによって身体に起こる変化の良い点と悪い点を見てみると。
。良い点
1. 関節可動域が広くなる。
2. 1により体が動かしやすくなったように感じる。
3. いつもやっていることを今日も行えたという安心感を覚える。
4. みんなもやっていることをやっているのでこれで良いと思える。
。悪い点
1. 筋肉の力が弱くなる。
2. 筋肉センサーの感度が低下する。
3. 1と2から体が動かしにくくなっている。
4. わざわざ踊りにくい状態を作ってからレッスンに入るので上達しにくい。
などなど。
要するに、心理的にはプラスになるかもしれないけど、機能的にはマイナスのほうが多くなりそうです。
これで断定する訳にはいきませんが、下記の可能性は見えてきます。
できれば、ご自身の体でテストして、どう感じるかを比較して答えを出していただくとよろしいかと。
レッスン前の悪習慣として
ストレッチを入念にしても、メリットはあまりないか、むしろ上達を阻害する可能性がある。
レッスン後の悪習慣として
ストレッチをせずに帰ってしまうと、筋肉が硬くなり、関節可動域が狭くなる可能性がある。
となります。
これらに該当している方は、改善策を取り入れることをお勧めします。
上記は、「習慣」をキーワードに解説してみましたが、こういった情報は随時更新されているので、生徒さんが良かれと思って行っていることが実は逆効果になっているということは他でも起こりえます。
安全に効果的に、そして無駄なくバレエが上達できるようにするには、そういった環境を手にすることが一つの答えになります。
大人の生徒さんで、独学的にそういうことを学んでみたい方は、ぜひ動画の下のボタンを押してください。